平成28年5月1日
乾徳山 旗立岩中央稜          前夜発日帰り

今回は、男山ダイレクトに引き続きマイナー岩稜ルートに行ってきました。
乾徳山 旗立岩中央稜 以前友人が登ってきたというので行ってみたいなぁと思っていたのだが、まぁなかなか機会が無いままだったのだが、今回行ってみようという事となりやって来た。

メンバーは粉骨、クドーちゃん、勝蔵の3人
まきおかの道の駅で天泊し、乾徳山登山口へ、7:10出発
すたこらさっさと登山道を登っていく、8:40極楽平(高原ヒュッテ)付近でシカに遭遇。
非常にのどかなのである。
09:00月見岩通過。
扇平を過ぎて、しばらく行くと剃刀岩が見えてくる、岩の割れ目を見るとどうしても挟まりたくなる人たちがそこには居た、そうオイラ達の事。
09:40下降点到着
ケルンが積んである見晴らしのいい場所から10mほど進んだ踏み跡からのぞき込むと懸垂下降の支点があるのでそこから降りる。
今日登る中央稜もしっかり確認
10:10下降開始
チムニーを降りていく
降りた先でもう一ピッチ、落石に注意しながら慎重にくだらなければならない。
降り切ったら10分ほどトラバースしていくと見えてきた。
正面ではなく左の岩稜が中央稜
トップは勝蔵、登っていたのだが途中でルーファイ間違えて進退窮まれり、ハーケン打ってさぁどうする!

下から「代わろうか?」と粉骨師匠の声が。。。
「お願い代わってくれ」とクライムダウンして行きトップ交代、ますぐじゃなく、途中で右に行くのだった。
交代してもらって、登っていくが風が強くルーファイミスってなくてもとてもじゃないがリードでは登れなかったと思う。
他のブログとかでは3ピッチで登っているようだが、粉骨は途中では残置ハーケンでピッチを切り、さらに登って2ピッチ目で岩の先端にスリングで終了点を作る。
オイラは先ほど打ったハーケンを回収し登って行った。

1ピッチ目では残置ハーケンのみ使用、2ピッチ目でカムを少し使用。
ここが核心部だった。
3ピッチ目、ここからは難しいところはないのだが、とにかく強風が邪魔をする。
風であおられて怖い怖い。
ここからは、難しいところはないからなのか、残置ハーケンはなくカムが必要。
3ピッチ目から2ピッチ目のオイラとクドーちゃんを粉骨が撮影してくれたのだが、何故かモノクロモード、一気に昭和になるね。
3ピッチ目を登るクドーちゃん
最終ピッチにはちゃんとペツルの終了点がある。
4ピッチ目を登り終え、安全な場所まで移動するのに粉骨がオイラたちをビレーしながら先に行かせて、最後は粉骨が移動という運び。
無事、中央稜終了
装備を解いて、ザックをデポし空身で頂上へ、加工地点から頂上まで10分もかからないのに、あえて一旦降ってヒイヒイ言いながら登るとは、中々のものがありました。

粉骨師匠、クドーちゃん、ありがとうございました。

帰りは扇平から道満尾根を降るルート、久しぶりに長い距離歩いて少し疲れました。